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EHS「勃起の硬さスコア」

ED診断の基準~その他編~

 

ここまで、ED(勃起不全)を簡単に判断する基準「IIEF5」について紹介してきました。

IIEF5の他にも、EDを簡単にチェックできる評価方法があります。

それが、今回ご紹介する「EHS(勃起の硬さスコア)」です。

 

EHSの歴史

 

「EHS」は、Erection Hardness Scoreの頭文字を取ったものです。

日本語で言うならば、「勃起の硬さのスコア」といったところでしょうか。

EHSの歴史を大まかにお話ししましょう。

 

EHSは1998年にアメリカで開発されたものです。

ペニスの硬さで、EDかどうかを判断します。簡単でしょう。

 

また、「ED診断」で紹介した「国際勃起機能スコアIIEF」と相関関係にあることが分かっています。

つまり、IIEFと同じように、信頼性が高い―EDを正しく診断できる―というわけです。

「EDのセルフチェック」を「簡単」に、かつ「正しく」判断できるように、考えられております。

 

本場のEHSを見てみよう

 

米国版EHSでは、勃起したときペニスの硬さを以下の4つに分けて考えます。

・グレード1:勃起が厳しい

ペニスは大きくなるが、硬くならない。そんな状態です。

硬さの参考として、「Tofu」が挙げられています。

おそらく木綿豆腐のことでしょう。

米国版の指標に豆腐が使われているのは、やや驚きです。

 

・グレード2:勃起がやや厳しい

ペニスは大きくなるが、挿入できるほどには硬くならない。そんな状態です。

硬さの参考として、「Peeled Banana」が挙げられています。

剥いたバナナのことです。

 

・グレード3:勃起がまぁまぁ

ペニスが挿入できるぐらい硬くなる、でも不完全。そんな状態です。

硬さの参考として、「Unpeeled Banana」が挙げられています。

剥かれていないバナナのことです。

 

・グレード4:勃起が完全

ペニスが硬くいきり立っている、そんな状態です。

硬さの参考として、「Cucumber」が挙げられています。

キューカンバー、いわゆるキュウリのことです。

 

 

こんな具合に、勃起したときのペニスの硬さを分類します。

でも待ってください、こんな話を聞いたことはありませんか?

「欧米人のペニスは大きくてやわらかめ。日本人のペニスは硬め。」

そうなのです。日本人のペニスの硬さの指標としては、この米国版EHSは適切とは言えないのです。

そんなわけで、この米国版EHSをもとにして、日本版のEHSが2009年に開発されました。

 

日本語版EHSを見ていこう

 

さて、米国版EHSをもとにして開発された日本版のEHS。

日本版EHSでは、勃起したときペニスの硬さを以下の5つに分けて考えます。

米国版と同じように、硬さの参考として様々な食べ物が挙げられます。

・グレード0:ペニスが大きくならない。

米国版にはなかったグレードです。

そもそも勃起しない状態を指します。

・グレード1:ペニスは大きくなるが、硬くはない。

硬さの参考として、「こんにゃく」が挙げられています。

 

・グレード2:ペニスは硬くなるが、挿入できるほどではない。

硬さの参考として、「みかん」が挙げられています。

 

・グレード3:ペニスは挿入できるほど硬いが、完全には硬くはない。

硬さの参考として、「グレープフルーツ」が挙げられています。

 

・グレード4:ペニスは完全に硬く、硬直している。

硬さの参考として、「りんご」が挙げられています。

 

 

グレード0から4まで、順に紹介してきました。

あなたはグレードいくつだったでしょう?

グレード0~2の方は、EDです。まず挿入が出来ないわけですから。

また、グレード3~4の場合でも

・十分な時間、硬さを維持できない

・体調や精神状態によって、硬くならないときがある

 

こんな風に、SEXが満足に行えていなければ、EDの可能性があると言えるでしょう。

つまり、EDの治療の対象となる、ということです。

とはいえ、EHSはあくまで目安です

心配であれば一度医師に相談するのもよいでしょう。

 

最後に

 

ここまで、日本版EHSについて紹介してきました。

最後に、このEHSについての研究を紹介させていただきます。

日本人男性について調べたある研究では、EHSグレードの減少は、年齢と明らかに相関するというのです。

つまり、年を取るほどペニスの硬さが弱くなっている、というわけです。

これは納得していただけることと思います。

 

また、EHS グレード2以下となる原因として、

・1日2箱以上の喫煙

・メタボリックシンドローム

・高血圧

・糖尿病

が確認されております。

これは「器質性EDとは」のページの説明を証明していますね。

日々の生活習慣が、EDの原因となっているということです。

「規則正しい生活やバランスとれた食事、適度な運動など生活習慣を改善する」

これが、EDを防ぐことにもつながるでしょう。

 - ED(勃起不全)