ICI療法(陰茎海綿体注射療法)の基礎を学ぼう!

○はじめに

ICI療法という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
おそらくはじめての方も多いのではないでしょうか?
ICI療法というのは最近注目されているED(勃起不全)の治療法です。
これまでEDの治療法といえば、バイアグラという有名な薬によるものが一般的でした。
しかし、EDで苦しむ方のなかには、バイアグラを使っても十分な勃起が得られない方もいます。こうした方にも非常に有効とされ、最後の砦といわれるICI療法について、この記事で一緒に学んでいきましょう!

1)そもそも勃起とはどのようにして起こるのだろう?

ICI療法というのがどのような治療法かを理解していただくために、簡単に勃起のメカニズムを学んでおきましょう。陰茎には陰茎海綿体というスポンジのような構造物が含まれています。

その中に陰茎深動脈という血管が走っていて、この血管から陰茎海綿体の中に血液が流れています。この陰茎海綿体の血液は、通常時(勃起してない時)は深陰茎背静脈を通って出ていきます。

勃起時ではこの深陰茎背静脈から血液が出て行きづらくなり、しかも陰茎深動脈から流れ込む血液が増えるので、陰茎海綿体に血液がたまり陰茎が硬くなるのです。

2)ED(勃起不全はどういう状態なんだろう?

EDにはさまざまな原因があります。いずれのケースでも陰茎海綿体の中に血液が十分に入っていかないことが原因です。

そのことで陰茎が硬くならず、性行為に支障が出てしまうのがEDです。どのようなケースでもICI療法はEDに苦しむ患者さんにとってとても有効な治療法となります。

3)ICI療法はどのようにして勃起させるのだろう?

勃起のメカニズムを理解できると、勃起させるためには血液を陰茎海綿体の中にたくさん送りこめばいいことがわかりますね。

ココに注目したのがICI療法です。ICI療法はIntraCavernousal Injection therapyの略で、日本語では陰茎海綿体(内)注射といいます。

その名のとおり陰茎海綿体にお薬を注射して、陰茎深動脈から陰茎海綿体に入っていく血液を増やします。こうすることで半ば強制的に勃起が実現します。

4)ICI療法ってバイアグラとはどう違うのだろう?

最初にお話したようにED治療と聞くと、まずバイアグラを思い浮かべる方も多いでしょう。

バイアグラも陰茎海綿体に入っていく血液の量を増やして勃起させる薬ですが、残念ながらすべての人に使いやすいお薬ではありません。

また心臓病など持病をお持ちですと、バイアグラを飲んではいけない人もいます。こうした方のためにあるのがICI療法なのです。

5)ICI療法について詳しく知ろう!

ICI療法では薬を陰茎海綿体に注射するというお話をしました。この薬はプロスタグランジンというものが中心ですが、患者さんに合わせて様々なものを混ぜあわせて作られています。

こうすることで副作用を減らすだけでなく、治療の効果を最大限に発揮することができるのです。注射と聞いて恐怖感を覚える方もいると思います。

しかし、ICI療法に使う注射針は0.3ミリととても細くて、痛みはほとんどなく、慣れてくると時間はかかりません。つまり、ICI療法はお手軽にご自身で自由自在に勃起をおこすことのできる治療法なのです!

4)まとめ

いかがだったでしょうか? この記事では近年注目されているED治療であるICI療法について簡単に説明しました。最後にもう一度大切なところを振り返っておきましょう。

・勃起は陰茎海綿体に入る血液が増えることでおきる。 ・ICI療法は薬の注射によって陰茎海綿体に入る血液を増やして勃起をおこす。 ・ICI療法はバイアグラなどに満足できてない人にとって効果的な治療法である。

他の記事では、さらにICI療法について詳しく説明してるものもあります。ご興味のある方はそちらも読んでみてください。最後まで読んで下さりありがとうございました。