ED 診断~IIEF5でセルフチェック~

私はEDなのでしょうか?

これまで、ED(勃起不全)について説明してきました。EDの定義を簡単に振り返ってみましょう。

「勃起がうまくできないために男性が性交できなくなる状態」でしたね。

でも、「勃起がうまくできない」「性交できない」とひとことに言っても、いろんな度合いがあるでしょう。

ある人はいつも勃起できないのかもしれません。 またある人は、SEXの途中で萎えてしまう、いわば「中折れ」なのかもしれません。

では、一体どこからがEDなのか? それを簡単に判断する基準があります。 それが、「IIEF」という国際基準です。

IIEF5とは

IIEFとは、「International Index of Erectile Function」の略です。 日本語では「国際勃起機能スコア」と言われます。 簡単な質問に対して、その答えを1~6点の度合いで評価してもらいます。 その点数の合計で、EDの疑いがあるか?について簡単にチェックできる、というものです。

もともとは15項目の質問に答えるものです。 でも、15個もの質問に1~6の選択肢から答えを探すのは、なかなか大変です。 そんなわけで、実際にはその15項目から5項目をブラッシュアップして、答えていただきます。 それが、「IIEF5」です。「SHIM(Sexual Health Inventory for Men)」とも呼ばれます。 とにかく、紙とペンさえあれば自分で簡単にEDのチェックができる。 ここにIIEF5のメリットがあります。

IIEFの診断5項目―SEXをたどってみましょう―

では、実際にIIEF5の内容を見ていきましょう。 実際にセルフチェックをして、点数をメモしながら読み進めると良いかもしれません。 まず、IIEF5の質問内容は以下のようになっています。 いずれも、最近6ヶ月の状態について、で考えてくださいね。 非常にごちゃごちゃとしているように思います。 でも、安心してください。SEXの過程を順にたどっているにすぎません。 1つずつ、順番に見ていきましょう。

1.勃起に対する自信―SEXの前に―

「勃起を維持する自信はどのくらいありましたか?」という質問です。 パートナーとのSEXを想像してください。 さぁ、やるぞ!となったとき、果たして勃起できるでしょうか? 「勃起できるに決まってる、何ら不安はない」という方は5点となるでしょう。 逆に「たぶん勃起できない・・・ずっとできなかったし・・・」という方は1点でしょうか。 このようにして、勃起に対する自信度を1~5点で評価してくださいね。

2.勃起の硬さ―挿入の前に―

「勃起した時、どれくらいの頻度で挿入できる硬さになりましたか?」という質問です。 パートナーとのSEXが始まって、さあ挿入するぞ!となったときのことを想像してください。 きっと性的興奮を覚えていることでしょう。 でも、ペニスが挿入できるほどには硬くなっていない…そういったことはありませんか? 「そんなことは全くない」という方は5点となるでしょう。 このようにして、0~5点で評価してください。

3.勃起の維持―挿入をして―

「SEXの時、挿入後どれくらいの頻度で勃起を維持できましたか?」という質問です。 パートナーとのSEXで、挿入が出来たとしましょう。 ピストンをしていたら、だんだん萎えてきてしまった…そんなことはありませんか? いわゆる「中折れ」ですね。 「そんなことは全くない」という方は5点となるでしょう。 このようにして、0~5点で評価してください。

4.勃起の困難さ―SEXを振り返って―

「SEXが終わるまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか?」という質問です。 パートナーとのSEXが終わったとしましょう。 さて、一連の流れを振り返った時に、ペニスの硬さはどうだったでしょう? 何も考えず、勃起していたなら5点です。 逆に、何かシチュエーションを想像して興奮するように頑張っていたら、1点でしょう。 このようにして、0~5点で評価してください。

5.SEXの満足度―SEXを終えて―

「SEXを試みた時、どれくらいの頻度で性交に満足できましたか?」という質問です。 パートナーとのSEXを振り返ってください。 あなたはいつも、パートナーとのSEXに満足していますか? いつもしているなら5点、ほとんど満足していないなら1点です。 このようにして、0~5点で評価してください。

実際に診断してみましょう

IIEF5の項目は以上の5つとなります。 さて、この5項目の点数を実際にチェックしてみてください。 合計で何点になりましたか? 点数によって、以下のように分類されます。

・22~25点:正常
・17~21点:軽症
・12~16点:軽~中等症
・8~11点:中等症
・5~7点:重症
・1~4点:かなり疑いが強い

合計点が21点以下―つまり軽症以下の患者さん―では、ED が疑われます。

一度医師に相談して、このIIEF5の点数をお話ししてみるのも良いでしょう。