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パキシル|早漏のお薬

◆パキシルの特徴

 

現在、日本には早漏に悩む男性が約500万人いると言われています。

その治療法として、主に薬による治療、トレーニングによる治療、精神的な原因から来るものであればカウンセリングによる治療などがあげられます。

 

その中の薬による治療はさらに薬の種類により細分化され、治療効果のある有名なものにプリリジー、リドカイン、パキシルなどがあります。ここではその中の1つであるパキシルを取り上げます。パキシルは飲み薬の一種で、早漏に対する治療効果があると言われています。

 

もともと抗うつ薬の1つとして開発されましたが、後述しますがそのメカニズムの副産物として早漏に効果が見られます。日本では早漏治療薬としては認可されていません。

 

パキシルは似たような薬の中で最も早漏治療薬としての効果を発揮すると言われています。

ただ、副作用として稀に、めまいや吐き気だけでなく、幻覚症状が出たりすることもあると言われています。他の早漏治療薬と同様、アルコールとの飲み合わせは良くありません。

 

飲み始めると飲み続けることが条件で、まず効果の現れるまで2週間かかり、さらに性交渉を行う4~5時間前にも服用することが勧められます。

 

挿入時間は服用前の4倍にもなるという報告もありますが、急に服用を中断すると「シャンビリ」といわれる症状が見られます。これは耳鳴りが聞こえる「シャン」と、電気が走るような感覚がある「ビリ」を合わせた言葉で、その苦しさは想像に難くありません。使用にはよくよく注意することを覚えておいてください。

 

◆パキシルの対象者

上に書いたようにパキシルは副作用が大きく、使用する際には細心の注意が必要です。基本的に早漏治療薬として最初に手を出す薬ではなく、リドカイン、プリリジーといった早漏治療薬で効果は見られなかった人や、うつ病などの別の疾患でパキシルを使用しています。

 

 

その際早漏に対する治療効果が見られている人が対象者となります。飲み始めると常用しなければいけませんので、安易に手を出すと抜け出すことが難しくなりかなりの負担になります。

 

◆パキシルの有効成分・メカニズム

パキシルの有効成分はパロキセチンという物質です。

パキシルはSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる種類の薬の一種です。
そもそも射精はどのようにして起こるのでしょうか。ヒトは外界から性的刺激を受けると脳がそれを感知します。性的刺激を感知した男性の脳は、まず副交感神経を興奮させ勃起を促します。

 

そこで陰部への物理的な刺激(性行為時の挿入など)が加わることで、感覚神経を通して感知した脳は今度は交感神経を興奮させ射精を促します。早漏症の原因はこれらの過程のどこかに原因があると考えられています。

 

たとえば、物理的刺激に対して敏感である(感覚神経が敏感)、交感神経が過敏に興奮しやすい、などが考えられます。
ここでセロトニンは神経から次の神経に興奮を伝える化学物質です。セロトニンが伝わると次の神経に取り込まれ、交感神経の働きを抑えるようにはたらきます。前の神経から放出されたセロトニンは、一部は次の神経に取り込まれますが残りは元の神経に再取り込みされます。

 

取り込まれてしまえば効果は終わりですが、このパロキセチンなどのSSRIは前の神経へのセロトニンの再取り込みを阻害します。再取り込みを阻害すると神経と神経の間にセロトニンが残った状態となり、次の神経により多くのセロトニンが取り込まれます。よって交感神経の働きが抑制され、その結果早漏が改善されます。

 

◆パキシルの副作用・禁忌事項について

もともとSSRIというのは抗うつ薬としての第一選択薬です。

というのも、セロトニンは脳内で主に気分の上下などに関わっているからです。セロトニンが脳内で不足すると、脳内神経が異常に働きうつ病を呈します。そこでSSRIを投与することでセロトニンのはたらきを強くし症状を改善させるのです。

 

早漏薬としてパキシルを用いるときは、正常の脳に対してSSRIを投与するため、脳に影響が強く出ます。その結果、めまい、吐き気、下痢は頻出し、時には幻覚症状も現れます。また正常の脳にセロトニンを投与することで逆にうつ病のような症状を来すこともあり、自殺リスクが上がるとの報告もあります。
はじめに「飲み始めたら飲み続けることが条件」と書きましたが、これも上の理由からです。脳は順応性が高く、SSRIを投与すると投与した状態にすぐになれようとします。そのため、一旦飲み始めると増えたセロトニン量を当たり前としてしまうので、急に服用を止めてしまうと「セロトニンが足りない!」と脳が感じ、前述の「シャンビリ」のような症状が出ます。
パキシルを服用するときは本当に細心の注意が必要です。医療機関に相談しながらの服用を考えましょう。

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