ED(勃起不全)とは?

EDって何だろう?

「年のせいか、最近勃ちが悪い気がする」
「彼女とSEXしてたら途中で萎えちゃって…」

こういった性の悩みは、よく聞くことかと思います。 このような状態の原因の一つとして、‘’ED’’が考えられます。

さて、’’ED’’とは何でしょう?

EDとはErectile Dysfunctionを略したものです。 日本語に直訳すれば’’勃起障害’’を意味します。 頭文字を取ってEDと言われます。 ‘’インポ’’などと言われれば、聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。 ドイツ語で「活力がない」ことを意味する「インポテンツ(Impotenz)」を略したものです。 ただ、最近は以下のように言われています。

・「インポ」は侮蔑的とも取られる
・「インポテンツ」は性欲、勃起、性交、射精、極致感などの障害を意味するため、意味があいまいである

などといった理由から、現在は勃起の障害に焦点を当てた「ED」という言葉を使うことが多いようです。

さて、ED(勃起障害)について、もう少し話を進めましょう。 どういった症状をEDとするか?その定義にはいくつかの種類があります。 例えば「日本性機能学会」という学会の定義を見てみましょう。 ここではEDを

「性交時に有効な勃起が得られないため満足な性交が得られない状態」
「通常性交のチャンスの75%以上で性交が行えない状態」

と定義しています。 …文字を追うだけでもひと苦労です。 簡単に言えば「勃起がうまくできないために男性が性交できなくなる状態」であること。 これだけでも分かっていただければ十分かと思います。

EDの原因は?治療法は?

ではなぜED(勃起障害)となってしまうのでしょう? これには、

①勃起のメカニズムからのアプローチ ②EDの原因からのアプローチ

の2つの考え方があります。 EDとなるメカニズム―そもそもどのようにして勃起が起きるのか?―などについては、

「勃起の仕組み」や「男性器の構造」の項目で説明することとします。 EDの原因としては、大まかにいって以下の3つがあります。

・器質性 ED :糖尿病や動脈硬化など、何か病気があるためにEDになる
・心因性 ED :精神的、心理的な不安などによりEDになる
・薬剤性 ED :ある種の降圧剤など、何か薬の副作用で EDになる

…とにかく、様々な原因があるわけです。詳しくはそれぞれの項目で説明することとします。 また、3つが複雑に絡み合っていることもあります。 これを「混合性勃起障害」といいます。

今見たように、EDには様々な原因があるのだから、 治療方法も様々なのでは?と思う方もいるかもしれません。 確かに、それぞれの原因に合わせた治療も必要です。 ただ、詳しくは後で説明しますが、結論から言いましょう。 どんな原因にしろ バイアグラなどのEDの治療薬が有効です。 また、最近はEDの治療薬が広まってきています。 これはEDで悩む方にとっては心強いことかと思います。

EDは恥ずかしくない!―統計からみたED―

EDはその悩みの内容ゆえ、周りになかなか言えない、ということもあるかと思います。 ただ、日本でのED患者数は、程度の違いこそあれ、軽いものも含めると1130~1800万人ほどいるという推計もされています。

決して少ない悩みではない、といえるでしょう。

「EDに悩む人」は、加齢に伴い増加傾向にある、とされています。 年代別にEDの方の割合を調べたところ、下のグラフのようになったという調査もあります。

ご覧の通り、年齢が上がるにつれてEDに悩む人は多くなるわけです。 ご存知のように、日本を始めとする先進国では寝たきりになるまでの期間が長くなっています。 「年をとってもなお’’現役’’の方が増えている」ということです。

このように、

・年をとってもSEXをしたいと思える元気な中年以降の方々が増えてきた
・また、そのような元気な中年以降の方々の中に、EDに悩む方が多い

という点から、近年EDは注目されているのです。 つまり、EDは「元気」でありたい、「現役」でありたい、ということの裏返しでもあるのです。 決して「言い出しにくい悩み」でも「恥ずかしい悩み」でもない、といえるでしょう。

最後に(EDに悩む患者様へ向けて)

EDは「言い出しにくい悩み」でも「恥ずかしい悩み」でもない、

ということをおわかりいただけたかと思います。 ただ、EDをそのまま放置しておくわけにはいきません。 本人の悩みの種となるだけでなく、パートナーとの性生活の悩みの種となることもあるでしょう。 また、勃起がうまくできないわけですからSEXが満足にできないことになります。 不妊という面から考えてみましょう。 広い意味で捉えるならば、子どもが欲しい夫婦にとっては切実な問題ともなるでしょう。

ここまで説明してきた通りです。

・EDは珍しい悩みではない
・とはいえEDを放置しておくわけにもいかない
・EDとなる原因はさまざまである

ということがわかっていただけたかと思います。 先ほども記した通り、最近はEDへのお薬が広まってきています。 一人だけで悩まず、まずは医師に相談してみるのも良いでしょう。